BMI
- 2006-11-04 (土)
- カテゴリー: Diary
先日テレビで、BMIをネタにした番組を観た。
トップモデルの世界でも痩せ過ぎは不健康に映る為、程々に脂肪がついている方が好ましい、てな話である。
理想のプロポーションという話題になった所で、颯爽と登場したのが由美かおる。
デビュー以来全く変わらないというその肢体。お見事。
当然の事ながら、数十年の長きにわたって体型を維持するというのはこれ、並大抵の努力ではかなわぬ事であろう。
スタイルがどうこうと言うよりむしろ、その努力を続けてきた事による精神的強さが凛とした表情から感じられて、僕は個人的に由美かおるに魅力を感じた事はなかったのだけれども、流石にカッコイイ、なんて思わされた。
僕は以前、hitomiのツアーに参加させてもらった。
同じステージに立つという事は当然ながら、至近距離でその肢体を拝見する事になる。
彼女もまた魅せる為の身体を作り上げ、維持するべく努力を積み重ねてきたのだと思われる。
ステージ衣装はかなり露出度高めにもかかわらず、まるでいやらしい感じを受けなかったのは、スタイルが整い過ぎてサイボーグのような印象を受けたからである。
これまた素直に、カッコエエ~と思わされた。
自らを磨き続ける者は、内面から輝きを放つのである。
上記のお二方と並べて語るにはあまりにおこがましくて、土下座して地面に額をくっつけ謝りたいくらいであるが、僕の話をしてもよろしいでしょうか。します。すいません。
僕は十代後半から全く体型が変わっていない。しかし。しかしですよ。体型を保つ為に血の滲むような努力をした事はないのである。
「痩せてていいよね」とは昔からよく言われる事なのだが、「その為に私は生き地獄の如き苦しみを乗り越えてきたのだ、云々」などと返せるようなエピソードもないので
「あはは、胃下垂でさ」と力なく答えるより他なく、太らない事に半ば申し訳なさすら感じながら十数年を過ごしてきたのである。
貫禄、という言葉を身にまとう年齢にはまだ程遠い(と思っている)のだが、この先もずっと痩せっぽちのままだとしたら僕はやはり申し訳なさを感じたまま年老いていくのだろうか?
とか考えながら食事しているうちにご飯をおかわり。満腹。至福。
…ギターでも磨くか。