カニよりホンコン
- 2006-12-06 (水)
- カテゴリー: Diary
故郷の味。というと、その土地の特産物や地方独特の家庭料理などを想い浮かべるものだ。
我が故郷・北海道ではカニ・ジンギスカン・石狩鍋などといったものが有名である。
しかし、そういったものの他に、地元民がそれと知らずに普段親しんでいる地方限定の食品というのがある。
それらはなぜかどれも北海道原産という訳ではなく、北海道らしさを売りにしている訳でもないので、全国区での定番商品だとつい思い込んでしまうのである。
くそう。騙された。
例えば、コーラやカップヌードルといった庶民的定番的ジャンクフードを、夜中に急に食べたくなってコンビニへ行く、というのはよくある話。
しかし、てっきり全国区的定番と信じていた「地元のあの味」が東京のコンビニでは売っていないという事実に直面、驚愕、呆然、号泣、となった道産子は決して少なくないと思われる。
北で定番の炭酸飲料には、コアップガラナやリボンナポリンというのがある。
ガラナは南国の果物を原料にした、ちょいとクセのあるもの。ナポリンは謎のラック色素のせいか知らんが、不自然に鮮やかなオレンジ色の、何味かと問われればナポリン味としか答えようのない独特なものである。
(書いてるうちにマイナーな理由が少しわかる気がしてきた)
そしてインスタント麺といえば「やきそば弁当」。焼きそばをおかずにご飯を食べる訳ではない。正直、味は普通。カップヌードルに入っている四角い肉的な塊、あれに似た物体が入っている。
なんといっても特徴は粉末の中華スープが付いている点。麺を戻したお湯を利用してスープにするのだ。このスープが妙にウマい。僕はこのスープ飲みたさにやきそば弁当を買っていたと言える。
そしてやきそばと言えばコレ、「ホンコンやきそば」である。
ザッツマイフェイヴァリットジャンクフード。
これは、麺自体に味付けしてあるというチキンラーメン的なモノ。これが、特徴的な味ではないにも関わらず他に例えようのない絶妙な旨さなのである。
しかし全く中華味ではない。どこがホンコンなのかわからない。子供の頃に見たCMにはゼンジー北京が出演していたが、あの人中国人だっけか?てか、ゼンジーって何?
謎多き故郷の味である。
謝々。