エフェクターブックVol.56「モデリング・ディレイ」特集
- 2022-06-15 (水)
TimeLineとDL4 MkIIでディレイ三昧
エフェクターブックVol.56はモデリング・ディレイ特集。Line 6 DL4を軸に展開するモデリング・ディレイの歴史や考察は読み応えがあります。
私は今回2本の動画および記事を担当しました。まずはStrymon “TimeLine”を使っていくつかの音色に合わせたディレイの設定例を紹介する内容のもの。
【Vol.56記事連動】場面ごとに最適なモデリング・ディレイの設定を考える
使用機材
- ギター
- APⅡ MAF-8120GP
- ギター・アンプ
- Kemper Profiler :(使用モデル:Fender Deluxe Reverb)
- エフェクター
- Strymon TimeLine
- Craftros Trident
- Organic Sounds Poseidon
- ProCo Rat (1986 Black Face)
- Phantom fx Mother
もうひとつはLine 6 DL4 MkIIの特集企画です。このペダルが備えるクリエイティヴなエフェクトを活かしたコンテンツになっています。是非お楽しみください。
【Demonstration Movie】Line 6 DL4 MkII × Jake Cloudchair × The EFFECTOR BOOK
MODELING DELAY(モデリング・ディレイ)
1999年、すべてはLine 6“DL4″から始まったいまやエフェクターの世界では当たり前のキーワードとなった「モデリング」という概念。そもそもは古いアンプの音色をデジタルで再現することに端を発した技術ですが、いつの頃からかエフェクターにも導入され始めました。おかげで現在では、マニア垂涎の激レアなテープ・エコーだったり、物凄いプレミア価格で取引される古いアナログ・エコーなんかが「モデリング・ディレイ」という形で流通。アマチュアでも手軽に入手できるようになったわけです。あくまで“音だけ”の話ですが。現在ではオジリジナル機の持つ音色をモデリングの音色でしか知らない人も多いかもしれません。それぐらい市場に浸透した「モデリング・ディレイ」ですが、それがいつどのように成立し、どうやって発展していったのかを探るのが本号のテーマ。いざ調べ始めるてみると、まあ面白い。時は1990年代末、エフェクターが大きな変革期を迎えつつあった時期にあって、音楽シーンの変遷、メーカーの思惑、エンジニアの発想、ユーザーの要望など、様々な偶然と必然が重なり合った結果、モデリング・ディレイが形になっていったことがわかりました。この特集で展開したモデリング・ディレイのストーリーは、おそらくこれまでどんなメディアでも語られていなかったもの。エフェクターが好きな人なら大いに楽しんでもらえると思います!
【CONTENTS】
[Specials]
和嶋慎治がペダル・ブランドWajimachineを始動!![Specials]
ジョージ・トリップスがウェイ・ヒュージ30周年の節目に“Red Llama”の軌跡を語る[特集1] MODELING DELAY
1999年、すべては“DL4″から始まった■[History] Line 6 “DL4″の前と後、ディレイに起こった革命
■[Analysis] AssHがモデリング・ディレイの歴史を体感!
■[History] 重要人物の職歴から紐解くモデリングの発展史
■[Interview] Line 6
■[Analysis] “DL4 MkII”のアップデート・ポイントを探る
■[Analysis] “DL4 MkII”のポテンシャルを完全解放(動画連動)
■[Interview] Strymon
■[Analysis] 現行“モデリング(デジタル)・ディレイ”試奏分析
■[Gallery] モデリング元になった往年の名モデルたち
■[Interview] Jeorge Tripps
■[Interview] Meris
■[Interview] tc electronic
■[Tutorial] モデリング・ディレイの専門用語
■[Tutorial] モデリング・ディレイが必要な理由
■[Enquete] プロ・ギタリストが明かすディレイの使い方・選び方
■[Setting Guide] ディレイ・タイプとフレージングの関係(動画連動)
■[Setting Guide] オケ馴染みの良いセッティングを探る
■[Setting Guide] ディレイとリズムの関係(動画連動)<坂本夏樹>[特集2] FREE THE TONE
音を解き放つための、フリーザトーンのデジタル哲学[新製品紹介] COMING UP NEXT
NEW PRODUCTS REVIEW[インタビュー] Builder’s Voice
NEO created by Oyaide Elec.
Old Blood Noise Endeavors新製品インフォメーション
[連載] Whatever cool with me
さいとうさんに聞いてみよう(Soul Power Instruments)
世界のマニアックさんたち、こんにちは(きになるおもちゃ)
音の正体(布施雄一郎)
BENIMARULABO [出張版](BENIMARU)
試奏動画の裏側から(川村健司)
なんばの楽器店からキラーパス(兼政拓実)
マニアの極北(細川雄一郎)