共鳴 ~孝勝寺にて~
- 2007-07-18 (水)
- カテゴリー: Diary
ダウンロード配信第1弾の録音がやっと終わって(まだミックスが残っているのだけど)、
次の制作に入る前にちょっとリフレッシュしたいなぁ、と思っていたところに友達が声をかけてくれた。
「面白そうだから行こうよ」と誘われるがままに旅行気分で向かった先は、石狩郡当別町・孝勝寺別院。
お寺の敷地内でフリーマーケットや、バンドやダンスなどのパフォーマンス、いろんなワークショップが行われ、
売り上げがカンボジア支援金として寄付されるという催しであった。
僕も友達のバンドでベースを弾いたり、なぜかフリマの店番をしたりと、すっかり夏休み気分で楽しませてもらった。
日もだいぶ傾いてきた頃に、ちょっと落ち着こうと思ってお寺の中へ入ると、
本堂にはクリスタルボウルやタブラの演奏が響いていた。
クリスタルボウルの音を生で聴くのは初めてだった。
波動を生み出すような音で、その場の空気のチューニングを整えていくように感じた。
心や身体の無駄なものをふるい落とすような、浄化の音楽。
僕は座禅を組んで聴き入った。
その演奏後に、ベリーダンスが始まった。
まさかお寺でベリーダンスを観ることになるとは!
その踊りが意外にも、本堂の静かな空気と調和していて、歓びや感謝ということを表現しているように感じられて、
気付けば僕はオリエンタルなリズムに身体を揺らしていたのであった。
日もとっぷり暮れて、催しの大トリはファイヤーダンス。
場所柄もあって、これまたスピリチュアルなパフォーマンスに感じた。
いやぁ、こんなお寺が存在してくれて、なんだか、実に、嬉しい。
しばらくの後、再び本堂からタブラの音が聴こえてきたので、僕はたまらず友達のギターを借りて参加。
心地良いヴァイブが波紋のように広がって、いつの間にか楽器を持った人達が集まっていた。
クリスタルボウル、タブラ×2、タンブーラ、フルート、ケーナ、口琴、そして僕のギター、さらにベリーダンサー。
こんな編成は、集めようと思ったってなかなか集まるものではない。しかもお寺の本堂での即興演奏。
静けさと躍動感、安らぎと緊張感を併せ持った、とてもきれいな音楽であった。
身も心もほぐされて、僕のチューニングも整えられました。
おかげですっかり当別町が好きになりました。
あの日出会えた皆さん、志を持って素敵な場を設けてくれた上川和尚さん、
そして、誘ってくれたトシくん、ヒナちゃん、ユカリちゃん、どうもありがとう。
みんなの心の響きが広がっていきますように。
PEACE
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