必殺ギター愛

雑誌BRUTUS 2007年12月15日号が特集「ギター愛」ということで手に取ってみた。
大特集と言っていいくらいギターに関わるページで占められていて、
僕もまだパラパラっと見た程度なのだけど、なかなか読み応えありそうな感じ。
で、そのパラパラってした時に、あるページでピタッと手が止まってしまった。

そこに写っていたのは、京本政樹様。

正直言うと一瞬、高見沢俊彦さんかと思った。(ちなみに高見沢氏も他のページに載ってます)
なぜそう思ったかって、そりゃ御本人の雰囲気とこのギターのせいで。

The Samurai Guitar | Kyomoto Special

-SAMURAI GUITAR SPIRITS-
http://www.espguitars.co.jp/gallery/kyomoto/

サムライギター!! サムライ! ニンジャ! ハラキリ! カイコクシテクダサイ!

恥ずかしながら僕は知らなかったけど、一部では有名らしいこのギター。
総制作費¥25,000,000以上だそうで。しかし値段どうこうよりも感動したのはそのコンセプト。
サムライギターの名の通り、ネック上部の紫色の鞘に刀が仕込まれている!

「ギターソロの途中、素早くギターを裏返しにして刀を抜き、殺陣を演じて納刀。
そのままギターを戻してまたソロを弾く。ギタリストと役者、その両面を持つ者でないと、 このギターのすべてを引き出せないのです」

京本政樹 – BRUTUS 2007年12月15日号より

マサキ! ユーアーグレイト! ブシドーブレード!

いやあ、なんていうかもう、偉いですよ。天晴ですよ。
業界人はよくギターのことを「竿」と言うが、日本人ミュージシャンならやはり
「刀」と呼ぶべきかも、なんて思わされた。本気ですよ。
(しばらく前に新渡戸稲造の『武士道』を読んだせいかも知らん)

それはそうと仮に自分がギターに何か仕込むとしたら何だろ、
と考えて何故か思いついたのが光学迷彩。(攻殻機動隊を参照)
要するにギターが透明になるっちゅう仕掛けなんだけど(今の所実現不可)
それを演奏してる姿を想像してガッカリした。
それってエアギターじゃん!
残念っというギター侍の声が脳内にこだまして、あれが流行ったのいつだっけ、
2004年頃って事はもう3年前かあ、月日が経つのは早いなあ、なんてしみじみ思う2007年冬。

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