アリア・カスタムショップ製ギター「APII」6機種を紹介
- 2019-10-30 (水)
厳選された木材と職人技が冴えるギター
ギターブランド「APII」(エーピー・ツー)の公式動画を2本制作しました。
40余年の歴史を持つ日本のギターメーカーARIA。アリアプロIIというブランドが有名です。
そのARIAが最上位ラインとして立ち上げたのがARIA CUSTOM SHOP「APII」ブランドです。
厳選された木材と職人技が冴えるギターを生み出しています。
私は「APII」が始動してすぐの頃にギターを入手し、既にしばらくの期間使用しています。
今回はそのギターをはじめ、合計6種のモデルを使用して動画にまとめました。
比較的長尺で中身も濃い動画に仕上がっていると思います。
渾身の2本、是非お楽しみくださいませ。
APII – Aria Custom Shop Guitars Show Case PT.1 | MAF-8230GP, PE-8440GR & MAF-8340GP
APII – Aria Custom Shop Guitars Show Case PT.2 | MAF-9130BM, PE-5350GE & MAF-8120GP
Credit
- Music / Movie / Cast
- Jake Cloudchair
- Thanks to
- 荒井貿易
使用機材リスト
- ギター
- MAF-8230GP (以下全てAPⅡ。リンク先は製品ページ)
- PE-8440GR
- MAF-8340GP
- MAF-9130BM
- PE-5350GE
- MAF-8120GP
- ギター・アンプ
- Kemper Profiler
アンプ・モデルのトーン設定は基本的にフラットで、同じ設定のままギターを変えて弾きました。
- 「APII」公式ページ
- http://ariacustomshop.jp
ARIAは1975年にPEを発表してから、オリジナルシェイプを持つギターブランドとしての歴史がスタートしました。
そして、40余年が経った今、かつての名器達を越える為に職人達が手間と時間を惜しまず作り上げるARIA CUSTOM SHOPというラインを立ち上げ、モデルを選定し、厳選した木材とパーツを使用し、私たちの長い歴史の中でも最高峰と呼べるギター、ベースを完成させました。
それがARIA CUSTOM SHOPのブランド「APII」
最上位ブランドとして相応しいサウンドとプレイアビリティを兼ね備えたAPIIのラインナップは、世界に通用する本物のギター、ベースであると確信しています。
– 公式ページより –
レビュー
私自身が所有しているのは茶色のMAF-8120GPで、既に動画やライブ等で日々使い込んでいます。
まず木目を活かした美しい色合いのフィニッシュが目を惹きます。
細部まで丁寧な造りで、すっと身体に馴染む心地良さがあります。
特にネック・ジョイント部の滑らかな形状は特徴的で、ハイ・ポジションも弾きやすいです。
外観や弾き心地もさる事ながら、最も気に入っているのはその音色です。
ピックアップはアリア・カスタム・ショップ製のオリジナル・モデルを搭載しています。
ワイドレンジでハイファイを感じさせつつも、枯れた質感も併せ持っていて、私がギターに求める「色気」がしっかり漂っています。
ピックアップがダイレクト・マウントされているせいか、音がソリッドで立ち上がりが速く感じます。それによって手元のニュアンスがはっきり出てくるので、プレイヤー自身が持つ所謂「その人のトーン」が反映されると思います。
今回は私が使い慣れているMAFタイプのモデルを4種弾き比べました。音の傾向に共通点はありながらも、材質やピックアップ配列の違いが如実に表れています。動画ではその違いを感じてもらえるのではないでしょうか。
一方のPEタイプもピックアップがハムバッカーとP90の2種あり、それぞれ個性の違いがはっきりしています。特にP90タイプは今回の全6機種の中でも際立って個性的でした。
アンプはクリーン/クランチ/ドライブと使い分けましたが、ギターとアンプは基本的にどの組み合わせでも良い音が鳴ってくれたので音作りに気を遣う事なく済みました。
音色も弾き心地も安心感があります。即戦力になってくれるギターを生み出すブランドと言っていいでしょう。
ハンドメイドでまだ生産数が多くない為、現状は手に取れる機会が限られそうですが是非この素晴らしさを感じて欲しいと思います。
APII 販売リンク | デジマート
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