KGR Harmony “IRON 808 V2″【南部鉄器エフェクターTS系OD 2nd ver.】

  • 2023-06-21 (水)

より「鉄らしい」トーンに磨きをかけたTS系オーヴァードライヴ

南部鉄器エフェクターでお馴染みKGR Harmonyの”IRON 808 V2″を紹介します。
このペダルはチューブ・スクリーマー系オーヴァードライヴ”IRON 808″の2ndヴァージョンです。
アップデートされたサウンドをぜひ動画で確かめてみてください。

KGR Harmony “IRON 808 V2”

使用機材
ギター
FGN NST200
FGN NSG100
ギター・アンプ
IK Multimedia TONEX Pedal :(使用モデル:Two Rock TS1)

“IRON 808 V2” 


日本人エンジニアが作った伝説の名機 ”Tube Screamer”

世界中のギタリストを魅了し、素晴らしい音楽を作り続けているこのペダルを、
岩手の伝統工芸品、”南部鉄器”で筐体を作成し作り上げました。


バージョンアップ内容
・オペアンプの変更(MUSES01からMUSES02へ)

・一部回路の定数を変更
・ノブデザインの変更
・筐体に南部鉄器(鋳鉄)を採用することで、音の重心が下がりつつ明瞭な低音域の再生が可能

・十分な重量は不必要な共振を抑え、雑味の少ない高音域にも寄与

・オリジナルのIC、4558と同じ入力構造(バイポーラ型)のIC「MUSES 02」に変更

・よりスムーズな弾き心地を実現するため、一部回路の定数を見直し

・広いレンジ、強い音圧、優れたS/N比を実現し、唯一無二の音色へ昇華

2019年から南部鉄器という伝統工芸に携わるようになり、いつか、”TS” と “南部鉄器” を掛け合わせたエフェクターを作りたいと思っていましたが、製作するにはなかなかの壁が立ちはだかり、実現するには時間がかかりました。
今回、南部鉄器筐体を作るのに「手込め」という1つ1つ手作業で鋳型(砂型)を作り、鉄を流し込むという鋳物作りの原点の方法を教えていただき、その手法を採用しました。そしてその鋳型は私自身が製作をしております。
時間と手間はかかってしまいますが、1つ1つに向き合い渾身の筐体を作ります。

公式ページより

レビュー

TS系らしいマイルドさを残しつつもコンプ感抑えめで、南部鉄器エフェクター特有の凛とした高域の響きと重厚でソリッドな低域を纏った音質を持っています。
“V1″(初代ヴァージョン。レビューはこちら。)からも同様の印象を受けましたが、実際に両方のヴァージョンを弾き比べてみると今回の”V2″の方が南部鉄器の筐体から生まれる独特の音響特性がより強調されたように感じます。「TSらしさ:南部鉄器の個性」の比率が南部鉄器側に高まったとも言えるでしょう。個人的に”V1″はTS系らしいペダルとして気に入っており、エフェクターブックの動画などで度々使用してきました。”V2″はより筐体の特色を活かすと同時に音色の汎用性も高めた仕上がりになったと思います。動画で聴けるように、TS系の雰囲気を保ちつつトーン・ヴァリエーションの幅も広めで使いやすいブースター/オーヴァードライヴです。


デジマート|「南部鉄器エフェクター」販売ページ


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