【レビュー】One Control Little Green Emphaser | feat.根岸孝旨

  • 2016-04-03 (日)

One Control Little Green Emphaser

BJFE復刻の個性派ブースターをベースに使用

ベーシスト / プロデューサー根岸孝旨さんとのコラボによるOne Controlペダル紹介動画、第3弾です。

今回紹介するのはブースターLittle Green Emphaser (以下LGE) の動画です。(機種名は公式ページへのリンクとなっています)

まずは動画をご覧くださいませ。
今回は私も出演しています。

One Control | Little Green Emphaser for Bass feat. 根岸孝旨

Credit
Bass, Song & Programming
根岸孝旨
Guitar, Edit & Mix
Jake Cloudchair
Thanks to
Provision Guitar
Fujigen

解説

それでは動画の詳細について解説します。

ベース使用機材

デモで使用した機材は下記リストの通りです。

ベース
Provision Jazz Bass
アンプ
Bass Amp Desighner (Apple Logic Pro X プラグイン)

ベースから各ペダルに繋いだ後にオーディオ・インターフェースへ入力し、Apple Logic Pro XのプラグインBass Amp Desighnerを通して録音しています。アンプはAmpeg SVTタイプです。
動画ではベース・アンプが映っていますがモニター用です。


Slap Setting

Blend
12 (時方向)

スラップ・ベースへLGEをかけています。
ペダルをオンにすると輪郭・音圧・存在感が一気に増しますね。
このペダルはギター向けのブースターだと感じていましたが、ベースに対してもここまで効果的だとは思いませんでした。
重心は若干上がりますが、それでも十分ボトムは感じられます。
かけっぱなしで使えるブースターと言っても良いでしょう。

リードではHooker’s Green Bassmachineで歪ませ、Sea Turquoise Delayで奥行きを演出しています。
ベースだけでここまで聴かせる根岸さん、やはり流石です。

ブレイクからは私もギターで参加させていただきました。
ギターはフジゲンNST200、アンプはFender Twin Reverbです。
Persian Green Screamerで軽く歪ませた上で、LGEでエッジを際立たせています。

それにしても、根岸さんの作ったグルーヴの上でギターを弾くのはとても楽しかったです!


実は今回の根岸さんとのコラボ企画、当初はHooker’s Green BassmachineCrimson Red Bass Preampの2つの予定でした。
ところが収録日になって「こんなのも作ってきちゃいました」と、このLGEの曲を出してくれたのでした。
このペダルをベースに使う事は考えていなかったので意外だったのと同時に、ここまでハマる事に驚きました。
私も最近かけっぱなしで使う事の多いLGEですが、改めてポテンシャルの高いエフェクターだと感じました。

LGEをギターに使用した場合のレビューも公開していますので、そちらも是非ご参考に。
http://www.cloudchair.net/guitar/one-control-little-green-emphaser/

One Control | Little Green Emphaser


今回多大なるご協力をいただいた根岸さん、どうもありがとうございました!

根岸孝旨 Profile

学生時代より太田裕美のサポートベーシストとしてプロ活動を始め、同時期にチェッカーズうしろゆびさされ組等の作家も努める。
その後サザンオールスターズ藤井フミヤ奥田民生等のサポートを努めつつ、1997年にDr. Strange Loveでバンドデビュー。
2005年に西川進岸利至らとJUNK FUNK PUNKを、2006年にスガシカオ武部聡志屋敷豪太小倉博和らとkokuaを結成。
CoccoGRAPEVINEつじあやのくるりmiwa等様々なアーティストのプロデュース、レコーディングも精力的に行っている。


ナインボルト | One Control Little Green Emphaser

One Control | Little Green Emphaser

One Control Little Green Emphaserは、かつてBJFEが制作した、世界的にもレアなエフェクトペダルを新たに甦らせたブーストペダルです。
BJFの設計した、世界中から高い評価を受ける伝説のBJFE Dyna Red DistortionDRD)は80年代のサウンドを想定して作られたディストーションです。BJFEが“100台目”と“200台目”のDRDに付属していた限定ペダル、それがBJFE Little Green Emphaserでした。その後、数台が制作されたものの、ほとんど見かける機会の無いレアなペダルです。
フルレンジブースターとトレブルブースターを組み合わせ、出来る限りのローノイズを目指して設計されたそのペダルは、歪みと組み合わせた時に最高のトーンが得られます。BJFEのLittle Green Emphaserは、手に入れた幸運なギタリストの秘密兵器として、長年愛用されてきました。
Little Green Emphaserを使えば、ギタートーンに“余韻”が加わり、まるで音そのものが立体的に浮き上がるような効果が得られます。その効果は、BJFのブースターに対する独特の考え方が生み出したものです。
ギターの音色そのものに存在感をもたせられるエフェクトペダル。Little Green Emphaserというエフェクトを“知る人ぞ知る幻のペダル”のままにしておく必要はありません。BJFEオリジナルLittle Green Emphaserは今、One Control Little Green Emphaserとして甦ったのです。

Little Green Emphaserを接続し、エフェクトをアクティブにすると、軽いブーストがかかります。バッキングとリードを切替えたり、楽曲により“静かなシーン”ではエフェクトをバイパスにすることもできます。
そしてBlendノブを動かすと、ギターサウンドの“重心”を自在に移動することができます。
ギターやアンプ、歪みエフェクトなどが持つサウンドの特性を変えることはありません。しかし音の重心を少し移動させ、音色を少し調整するだけで、“上質なディストーションエフェクト”が”どっしりとした安定感のあるモダンアンプサウンド”へと進化を遂げたり、“ハイクオリティなオーバードライブエフェクト”が“圧倒的なバランスと立体感を持つとろけるようなチューブドライブサウンド”へと昇華したりします。

Little Green EmphaserLGE)は元々、DRDが100台を達成するごとに記念として付属させようと設計したペダルだ。DRDと組み合わせれば簡単に80sギタートーンを作ることができる。#100と#200のDRDには付属させ、あとは数台を制作した。LGEのBlendノブは12時の位置で丁度よいきらめきとボディのバランスとなる。」
───Bjorn Juhl

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