【サンプル音源公開】SviSound Ge Fuzz V3.2
- 2015-06-05 (金)
ゲルマニウム・ファズの逸品
ブルガリアのエフェクター・ブランドSviSoundのファズ“Ge Fuzz”を紹介します。
いつもなら動画で紹介する所ですが、今回はシンプルに音源のみを掲載します。
いずれ改めて動画も制作予定ですので、今回は予告編的な簡易レビューにします。
SviSound Ge Fuzz V3.2 – Sound Clips
仕様
- 最高級の旧ソ連製ゲルマニウム・トランジスタを使用
- トゥルー・バイパス
- ゲイン、トーン、ボリュームの3ノブ
- ベース・ブースト・スイッチ
- 9Vアダプター駆動
Description
- True germanium sound
- True bypass
- Fuzz, tone and volume controls
- Bass boost switch
- Power from external adapter 9V
使用機材
サンプル音源で使用した機材は下記リストの通りです。
- ギター
- FGN (Fujigen) NST200
- Caparison Angelus-M3B
- アンプ
- Fender Twin Reverb
- ピック
- PURUS Picks 木製オリジナル・ピック
- 弦
- Sfarzo SFT Screamers .010〜.046
それではパート毎の設定を紹介していきます。
Basic Setting
- Volume
- 9.5 (時方向)
- Tone
- 1
- Gain
- 12
- Boost
- Off→On
まずはフジゲンのストラトキャスターNST200を使用して基本的な設定で弾きました。
冒頭がエフェクト・オフのクリーン・トーンです。
Volumeが大きめのペダルですので、全体的に低めに設定しています。
途中からベース・ブースト・スイッチをオンにしています。
Dynamics with Guitar Volume
- Volume
- 9.5
- Tone
- 3
- Gain
- 12
- Boost
- On
ここではギターのボリュームに対する反応をチェックしています。
同じフレーズを4回繰り返していまして、それぞれギター・ボリュームを4/6/8/10と変化させています。
鈴鳴り的なクリーン・トーンから強烈な飽和感までを手元で操作出来る、とても高い反応性を持っています。
Tone Control
- Volume
- 9
- Tone
- Min-Max
- Gain
- 1
- Boost
- Off
ここでギターをストラトからPRSタイプのCaparison Angelus-M3Bにチェンジしました。
ベース・ブーストはオフにしています。
このパートではGe FuzzのToneによる変化を表現しました。
フレーズ毎にToneが12/7/10/2/5となっています。
Gain & Gate
- Volume
- 9
- Tone
- 3
- Gain
- Min-Max
- Boost
- On
続いてはGainによる変化です。
フレーズ毎にGainを7/10/2/5に変えています。ここではベース・ブーストをオンにしました。
このGe Fuzzはゲインが高くなるとゲート効果がかかります。
フル・ゲインだとブチブチした粗い質感になりますね。
ちなみにギターの出力が低かったり、ベース・ブーストがオフだとゲートはかかりずらくなります。
Free Play
- Volume
- 9.5
- Tone
- 4
- Gain
- 3
- Boost
- Off→On
最後はまたストラトに戻って気ままに弾いてみました。
途中でベース・ブーストをオンにしています。
いかがでしょうか。
実は私が最初に弾いたSviSoundのペダルはこのGe Fuzzで、即気に入ったのでした。
ゲルマニウムによるクラシックなファズとも言えますが、それでいて古典的なファズのどれとも違う個性を持っています。
設定によってディストーション的なまとまりのある歪みから太く荒々しいファズ・トーンまで、実に幅広く使えます。
いつも通りの金属製によるスチームパンク的な存在感あるルックスも魅力的です。
是非弾いてみてください!