TC Electronic “ToneTips” EP2&3「感圧式フットペダル”MASH”を活用」
- 2017-08-01 (火)
新感覚エクスプレッション・ペダル”MASH”
TC Electronicと私のコラボによる動画シリーズ「ToneTips」
TC Electronicのエフェクターを使用して、音作りのトリックや実用的な設定を紹介する企画です。
今回は、新製品Flashback 2 DelayとHall of Fame 2 Reverbにそれぞれ搭載された感圧式フットペダル”MASH”を活用しています。
それではエピソード2″Limitless Mashabilities”、そしてエピソード3″Mash Extreme”をご覧ください。
Credit
- 出演
- Jake Cloudchair
- 録音・撮影・編集
- MUSIC Group
解説
それでは音作りについて解説します。
今回は空間系を活用した浮遊感のある音色です。
動画内でも解説はしているのですが、諸々説明しきれていなかったので下記を参考にしてくださいませ。
使用機材リスト
- ギター
- Fujigen Expert ODYSSEY
- ギター・アンプ
- BUGERA 6262 INFINIUM (Clean Ch)
- エフェクター (以下全てTC Electronic)
- Hall of Fame 2 Reverb
- Helix Phaser
- Flashback 2 Delay
今回はHall of Fame 2とFlashback 2それぞれに搭載された新機能MASHを活用しています。
MASHとは、フットスイッチに搭載された感圧型エクスプレッション・コントロールを指します。
フットスイッチを踏み込む強さによって効果を変化させる事が出来ます。
エクスプレッション・ペダルのような効果がスイッチひとつで実現可能というわけです。
動画ではMASH使用時にグラフィックが現れるようになっていますので、効果がわかりやすいと思います。
ちなみにTonePrint Editorを使えば、MASHに割り当てる効果をお好みで設定可能です。(複数のパラメータも可)
最初に繋いだのはリヴァーブHall of Fame 2です。
10種類のリヴァーブを選択する事が出来ますが、今回は「TonePrint 3」チャーチ・タイプのリヴァーブにシマーとコーラスが加わったエフェクトを使用しています。
このモードではMASHがヴォリューム・ペダルのような役割を持っており、フット・スイッチを踏み込んだ時に音が鳴る仕様になっています。
動画でこまめにフット・スイッチを踏んでいる理由がこれです。
次にフェイザーHelixで揺らぎを加え浮遊感を強調しました。
最後段はディレイFlashback 2です。
「Tape」モードでかけっぱなしにしています。
このモードでのMASHはディレイ・タイムとフィードバックをコントロールします。
フット・スイッチを踏み込むとフィードバックが最大になり、踏む強さでディレイ・タイムが変わります。
実際使ってみるとわかりますが、「飛ばしたい」時に1アクションで効果が得られるのはかなり実用的だと思います。
しばらくデモ動画で歪んだ音色を使う事が多かったので、空間系のみでの音作りは久々で楽しかったです。
MASHは実に簡単に様々な効果が得られて実用的かつ面白いです。
是非実際に試してみて欲しい機能です。
モジュレーションや歪み系でも変わった効果が得られそうな気がしますし、今後の新製品にも是非搭載して欲しい所です。
「ToneTips」は今後も順次公開予定です。
次回もお楽しみに。
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