2012年3月 – ライブのまとめ

Tulip Chair Tour 1 CM Capture

デュオ4組・全6公演終了

2012年3月は、1対1のデュオ形式でのライブが6本ありました。
4人のミュージシャンとそれぞれ1対1で演奏しましたが、どの組み合わせにも独特の雰囲気があって内容の濃いライブになりました。
1対1でのライブは相手ミュージシャンと対話するようなセッションになるので、それぞれのキャラクターが強く反映されるのが面白い所です。
メンバーが少ないので緊張感もありましたが、ミュージシャン同士の距離が近く感じられてある意味リラックス出来た空間でした。

個人的には、ライブの合間を縫うように制作作業もあり慌ただしい1ヶ月でした。
季節の変わり目で移動も多かったので身体には割と気を遣っていたのですが、特に体調を崩す事もなく無事に過ごせて何よりでした。

それぞれのライブについて振り返ってみます。

3/1 anotherchair

Jake & dko

まずは3/1、about tessのドラマーdkoさんとの“anotherchair”
ギターとドラムのセッションでしたが、dkoさん制作のループや僕のリアルタイム・ループをルーパー(BOSS RC-30)で鳴らしながらの演奏だったので、2人とは思えないような様々な音色や音圧を表現出来たと思います。
ジャズやエレクトロの要素を織り込みつつ即興ならではのダイナミクスがあって、クールかつ熱いセッションでした。
どんなフレーズを演奏してもぴったり合ってしまう、僕等の相性の良さを改めて感じました。
終演直後に「次はいつやりましょうか」という話が出たくらいの手応えがありました。


トリオ編成でのcloudchairライブ映像 (Jake, dko & ハマツヨシフミ)

Tulip Chair Tour / SHILFEE AND TULIPCOROBOCKLES with Jake

Tulip Chair Tour 1

次は3/7、SHILFEE AND TULIPCOROBOCKLES with Jakeとしての東阪札ツアー“TULIP CHAIR TOUR 1”初日の大阪。
14年ぶりとなった昨年末の古川ともとの共演に大きな反響をいただき、その勢いで今回のツアーが実現しました。
本当に熱く歓迎されて、とても幸せな気持ちで演奏させてもらいました。
演奏中はかなりテンションが上がりましたが、曲間ではGuniw Tools時代には考えられなかったくらいリラックス出来て、ライブを色んな面からじっくり楽しめたように思います。

今回のツアーでは、僕が制作に深く関わったSHILFEE AND TULIPCOROBOCKLESの新曲を演奏し、その曲を収録したCDを販売しました。
Guniw Toolsの初期にあったような雰囲気を意識的に表現し、更に当時からの成長を感じさせる音作りを心がけたおかげで、快く受け入れていただけたようで嬉しく感じています。
この作品については今後改めて紹介します。


そして3/9、ツアー2ヶ所目・東京。
僕の馴染みのライブハウス、高円寺 Highでの開催でした。
大阪のライブで得た感触と勢いをそのままに、この日も充実した内容になりました。

昨年末のSHILFEE AND TULIPCOROBOCKLESのライブではギターと歌だけの演奏でしたが、今回のツアーでは僕が制作したトラックに合わせて同期演奏しました。
Guniw Toolsの曲を、当時の雰囲気を残しつつ今の自分らしいアプローチでアレンジしました。
歌とギターが際立つように、冷たすぎない程度の無機質なトラックに仕上げました。昔からのファンの方にも納得していただける出来だったと思います。


3/18、ツアー3ヶ所目は札幌。
会場は通常カフェ営業をしているお店で、お客さんも演奏する僕等も靴を脱ぐという一風変わった状況でした。
普段僕は静かなアコースティック調の曲でも立ってギターを弾くのですが、この日は久々に座って演奏しました。
自宅でレコーディングしている時のような、リラックスして曲に集中出来た感じでした。

3ヶ所各地であたたかく迎え入れてもらえて、とても充実した気持ちになれたツアーでした。
長年待っていてくれたファンの皆さんに、改めて深く感謝します。
今後の展開については未定ですが、今回のツアーで得た様々なものを更に発展させていきたいと考えています。


TULIP CHAIR TOUR 1 CM | SHILFEE AND TULIPCOROBOCKLES with JAKE

3/19 JQS

JQS at Sapporo

Tulip Chair Tour最終日の翌日3/19は、昨年秋にも僕のソロ公演をやらせてもらった札幌アフターダークに出演。
ザ・コレクターズのドラマー阿部耕作さんとの初デュオでした。
時間の制約がほぼ無かった上に、最近では珍しくお酒を飲みながらの演奏だった事もあり、かなりリラックスしつつ盛り上がったセッションでした。
次から次へと思いつくまま演奏したので、かなりバラエティに富んだ内容だったと思います。

長時間の演奏を最後まで楽しんでくれた皆さんに感謝します。
いやほんと、楽しみ過ぎました。


阿部耕作さん主催イベント”マイクロ集会”での共演映像

3/23 ミノキノ

Minokino

この月最後のライブは女性ボーカリスト“タカガワミキ”とのユニット“ミノキノ”。今月2度目の高円寺 Highでした。
このユニットではバンド編成で数回ライブをやっていますが、今回は初めて歌とギター主体の演奏をしました。
半数の曲ではトラックを流しながらの同期演奏でした。SHILFEE AND TULIPCOROBOCKLES用に制作したトラックより更にエレクトロ感の強い音に仕上げ、自分達としても新鮮なアプローチになりました。
特にハウス的要素を取り入れた曲は、自分達でも驚くくらいにしっくり来たので、また新たな可能性を感じた機会でした。

同期を使わない曲では、リズムやコード進行をその場で展開させていきました。
音圧に頼らない、ある意味ソフトな感触の音だったと思いますが、それでも十分にスリリングなセッションでした。
このデュオも今後発展させていく予定です。


ミノキノ | バンド編成でのライブ映像

最後に

それぞれ趣向の異なる6本のライブでしたが、いつもと同じ機材(モデリング・ギターLine 6 JTV-69とマルチ・エフェクターPOD HD500)で全公演をこなしました。
この機材を活用した音作りに磨きをかけてきた成果があったようで、音の良さについて各地でお褒めの言葉をいただきました。
「デジタルの利点を活かしながら艶っぽい音を鳴らす」という理想に近づいてきた実感があります。
今後も各地でこの音を披露したいと考えておりますので、どうぞお楽しみに。

Thanks to

OCCURPOO、橋詰さん(FINCH LIQUEUR)、岡西さん(BRAND NEW)、マチさん(kaleidospace)、ヒデキ君&ナオト君(フェミニン☆)、ニュニュさん(TAFUCA)、団長(高円寺 High)、じんのさん、ユカリちゃん、ツヨ、アフターダークのマスター&ゆみさん、上田さん(HONEY’S ROCK)、川瀬御一行様、ゆりこさん、ふみちゃん、にいに、くぼりん、あっこちゃん、シブ君(Syu)、ユウスケ君(cruyff in the bedroom)、Line 6 Japan様、
そして各会場に足を運んでくれた皆様。

皆さんお世話になりました。
どうもありがとうございました!


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