HIRAKU
- 2007-05-25 (金)
- カテゴリー: Review
irohadisc ida-0001
2007.06.15 RELEASE
待ってました。
堀田義樹のユニットiMAGINATIONSの初CDとなるミニアルバム。
アコースティックとエレクトロニックの柔らかい感触を持った、
風通しのいい音空間の真ん中でまっすぐに響く声。
せつなさ、願い、気づき、そんな日常の中で心が動いた瞬間をそのまま綴ったような曲達。
どこを切り取っても義樹の姿が見えてくる、等身大の素直なうた。
人はなかなかありのままではいられない。
飾りを捨てようとしても、悩んだり先送りしてしまいそうになる。
この作品には要らないものを捨てた後のような清々しさを感じる。
タイトルの「ひらく」という感覚。
この春僕もよく想いうかべていた感覚だったから、余計にしっくりと馴染んだ。
晴れた日の午後、公園のベンチに腰掛けて、太陽のあたたかさに感謝したくなる、
そんな気持ちの時に心に聴こえてくるような音楽。
(ような、って実話なんだけど)
義樹がどんな音楽をやりたかったのか、僕なりに知っていたつもりだ。
ここに届けられたのは、まさにそのイメージ通りのもの。
このイメージがちゃんとCDに刻まれたことを嬉しく想う。
また新しい始まりだね、おめでとう。
また力をもらったよ、ありがとう。